昔から料理の本が好きです。
実家にも「暮しの手帖社」の料理の本や「婦人之友社」の料理の本がたくさんあります。
そういうのをながめながら育ったからかなぁ、もしかすると。
高校生の頃、夢中になったのが堀井和子さんの本3冊。
今では絶版になっている「おいしいサンフランシスコの本」「気ままな気ままなおかしの本」「気ままな朝食の本」の3冊です。
おこずかいはあったのか覚えていないのだけど、土曜日、学校帰りに本屋に寄っては1冊ずつ買って揃えたんだと思います。
当時は今でいう「生活系」のおしゃれな本はまだまだなくて。
編集長が変わってちょっと肌に合わなくなってきた雑誌「オリーブ」を卒業しかけたころ、何かビビッとくるものがほしくていろいろと探しまくっていたときに、本屋で出会いました。
スタイリングも載っている料理も、さりげないけれどおしゃれ。
どことなく外国の香りがして、憧れました。
暇さえあればページをめくっていたなぁ。
真似してワカモーレやエッグサラダのサンドイッチを作ったりもしました。
今でもページを開くと、当時の感覚が蘇ります。懐かしい。
堀井さんのエッセイは今でも時々読んでいます。
20年も好きなものの「基本」は変わらないんですね…
いい“出会い”をしたなぁと思います。
こちらはフランス料理家の上野万梨子さんとサザビーのコラボの料理本。
これも高校生のとき買いました。
サザビーといえばカフェ・アフタヌーンティー。
当時はやっぱり先駆的存在だったんだろうな。
今ではアフタヌーンティーに並ぶカフェはたくさんあるけれど。
この写真の影響で(↑)マカロニサラダをよく作るようになった気がします。
おしゃれなお弁当に憧れて、高校にマカロニサラダ弁当を持って行った記憶もあります。
料理の本、本当に好きです。
今は図書館で借りたり雑誌の切り抜きをファイルするくらいでそれほど買ったりはしていませんが。
この流れで、例えば料理本の出版社(文化出版局とか)に就職して料理本の編集をてがける…みたいな方向にいってたりすれば「ほほぉ〜!」という感じだけれど…。
なぜだか音楽雑誌に就職して数年でやめてしまい、今では普通に主婦をしている次第。
たまに「あのときこうしていれば…」なんて野暮なことを考えることがあるけれど、この頃のことを思い出すと、もうちょっと「本気」になればよかったのになぁ…なんて思ってしまいます。
きっと「ナマケモノ」体質なんですね…。
子ども達にはぜひ「本気」になれる何かをみつけて邁進してほしい、なんて、自分を棚に上げて秘かに思っている勝手な母です。
まぁでも、料理はずっと「好き」だからそれでいいのかな。
「食べること」がいちばん大切だと思うので。
↑数日前の夕飯。れんこんフライと玄米がメインの献立。
あとはフライドポテトと、小松菜のおかか和え、にんじんのピーナッツ味噌和え、みそ汁。玄米には自家製のごま塩をかけて。
こういうご飯をいつも食べたいな。