日々の楽しみメモ
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福田利之さんの個展へ。
 
12月23日の祝日、元町のギャラリーVieで開かれていた、福田利之さんの個展へ行ってきました。
夏に出版された「ぼくはうさぎ」の原画のほかにも、最近の作品がたくさん。
細かい部分まで間近で見ることができたので、その仕掛けに驚いたり。
子ども達も楽しんでいました。
マスキングテープと手づくりのオーナメントでできた壁のツリーに釘付けだった息子。
来年はこれやりたい!と言っていました。
残り3冊となっていた「ぼくのうさぎ」も無事買うことができました。
こちら、文を担当しているのが友達のご主人で、いつか買おう買おうと思いながらこの日になってしまったのですが、ラッキーなことに、在廊された際に福田さんが直筆のイラストとサインをしてくださっていて!
思いがけないプレゼント!でした。
お話も、淡々と静かなんだけど微笑ましいというか、まさに「うさぎ」のような話。
うさぎって、確かに表情がないんだけど、でも感情ってあるんだよなぁ…
私が大学で家を出たあとだけど、実家で10年ほどうさぎを飼っていたことがあるので、その感じがすごくよくわかります。
あとは、ぽーんと作品も買いたい気分だったけど無理なので(笑)それぞれに気に入ったポストカードを何枚か買いました。
うちに飾ろう。

ギャラリーを出て南京町を通って帰り、せっかくなので老祥記で豚まんを食べました。
何年ぶりだろう、すごく久々。店構えが少しこぎれいになっていた!

やっぱり私、神戸が好きだなぁ。
いつの日かまた神戸に住みたいな…秘かな願い。
「skog コジパク的 蒼の森。」
 
先日のこと。
娘がいつもトリトンカフェの工作教室でお世話になっているユニットCOZY FACTORYの作品を観に、苦楽園口のギャラリー6cへ行ってきました。
「skog〜コジパク的 蒼の森。」と題された作品展。
切り絵と木工を駆使して、2人の作り出した蒼の森。
ひんやりしているようなあたたかいような、そんな空気。
カラフルなんだけどシックな色合い。素敵でした。
ギャラリー6cとのコラボ作品のポスターがすごくかっこよくて欲しかったんだけどなぁ…
でも、息子が気に入った「森の住人」の中から一人、持ち帰ってきました!
ブローチです。
私も娘も、コジパク作品のブローチをかばんにつけているので、息子も欲しかったみたいです(笑)。
次の日、これに触発されて、娘が月ごとにシリーズでしてくれている切り絵を更新してくれました。少しレトロでなかなかかわいい!
つくることって、やっぱり楽しいな。

COZY FACTORYのコジパク。へ行ってきました

3日の日曜日、クリエイターユニットCOZY FACTORYのお二人の展示を観に芦屋へ行ってきました。
娘が年長の頃からトリトンカフェの「子供だけの絵画・工作教室」でお世話になっているお二人。最後に参加したのはもう2年も前になるので、2年ぶりの再会でした。
コージーファクトリー的民族博物館、と副題にあるだけあって、本当にいろんなオリジナルの民族がいっぱいの不思議な空間でした。
あふれんばかりの切り絵やいろんな技法を使った作品に釘付け!
手づくりの木のテーブルや食器も素敵でした…!
そして娘と私、それぞれ気に入ったブローチを持ち帰りました。
バッグについているだけでわくわくしてきます。
何だかものづくりの楽しさをすごーく久しぶりに思い出させてくれた展示でした。
早速帰って(息子はボーイスカウトで留守、オットは仕事で留守)女2人、切り絵したり木の破片を引っ張り出してきて絵を描いたり…と創造意欲が爆発(笑)。
しばし無心になって楽しむことができました。
作品作りに没頭していた学生の頃を思い出しました。
時々また、こういう時間を作りたいな。
…といいつつ、娘が作った木の作品にニス代わりにジェルメディウムかバーニッシュみたいなのを塗ろう!とクローゼットの奥からごそごそと画材入れを出してきて漁ったのだけど、すべて固まっていて使えず。結局仕上げずそのまま…リビングのテーブルに転がっています。
こういうところが適当なんだよなぁ…(笑)
とにかく秋も深まってきたことだし、これを機にまた、家でごちゃごちゃと楽しみたいです。
↑トリトンカフェのCOZY FACTORYのワークショップで娘が作った鳥とカメラ(一番右のカメラは家に帰り弟に作ってやったもの)。ほかにもたくさんとってあります。どちらも4年くらい前の、かなぁ。
頭の中がいっぱい…

先週はお出かけばかりしていたので、週末から今週にかけては、勉強にでかけた以外はわりとゆっくりしていました。
まずは、金曜の夜から、友達にダビングしてもらったドラマ「リッチマン、プアウーマン」を視聴。
私が信頼をおくドラマ好きの友人達(韓ドラ好き含む)がこぞって絶賛するものだから、そんなのを見逃したなんて…と思っていたらたまたま友達が録画していたので助かった!というわけ。
小栗旬も、これまで「ボンビーメン」というドラマを観たくらいでそれほど気にする俳優ではなかった、のです。
が…はい次、はい次…と夢中になって一気に観てしまいました。
テンポがいいし、主役の2人や脇役…みんな演技がうまい!
もう、その役以外の人物に見えない!くらい、俳優さんたちも入り込んでいるもんだから、こっちも完全に感情移入して観ざるを得ない…
そして小栗旬演じる日向徹の役柄が韓ドラさながらの設定、なのだけどこれが絶妙なツンデレ具合でかっこいい〜。
途中裏切りもあり、どきどきはらはら、そしてきゅん、ともさせられて、なんと3夜で全部見終わってしまったのです。
久々に「廃人状態」になりました(笑)。
ドラマは真面目に毎週一話ずつ観る方が身のためだな…

…とすっかりテレビモードになってしまったので、ついでに、今週は録りためていたいろいろを観ることに。
毎週楽しみに観ていた「写真家たちの日本紀行」(BSジャパン)の最終回、“ゆる鉄写真家”中井精也さんの回を観ました。
中井さんが選んだ撮影場所、東横線渋谷駅。
地下鉄乗り入れなどのため駅が地下化されるとかで、来年にも駅舎がなくなってしまうそう。
学生時代のバイトも含めると、東京に住んでいた8年のうちの6年くらい渋谷に通いました。
しかも東京で最後に過ごした3年間は東横沿線の学芸大学に住んでいたから、毎日毎日、あの駅を使っていたのです。
久々にみる周辺の風景…ヒカリエもできてだいぶ様変わりしている…
「昔のまま…っていうのが許されない街なんですよね…」という中井さんの言葉が印象的だったなぁ。昔から親しんだ駅舎も、それがなくなることも、これから駅舎の跡地にビルが建つであろう風景も、すべて包容してしまう、中井さんの写真にぐっときました。
この頃、いい写真をみるとそれだけでうるっとくることがよくあるのだけど、まさに今回もそう。
変わり続ける渋谷の街。
毎日毎日、あの駅を通っていた私も、15年後の今はなぜだか関西で子育てしているんだもんな〜。
変わらないでいること、なんてなかなかしようと思ってもできないこと、なのかも。

そういえば今日も公園でママ友達と「リッチマン、プアウーマン」や韓ドラの話で盛り上がり、なんでこんなにも夢中になるのかなぁという話になったのです。
やっぱりもう、現実的に考えたら、あんなきゅんとするような出来事はアラフォーの私たちには起こり得ない、からなのかもね…。切ないよね、もう、戻れないもんねあの頃には…
そういう結論に達したのです。
あの頃は、15年後にそう感傷に浸る自分なんて想像もしてなかったけど。
「まっただ中」にいるときは、贅沢にも過去も未来も考える余裕も必要もなかったんだよな〜。
そんなことを、子ども達が公園で遊ぶ傍ら話しているのも、それもまた切なくて楽しいのだけど(笑)

と、密度の濃い数日を過ごしてしまって私の頭の中は「日向徹(=小栗旬)」と若い頃を振り返っての感傷でいっぱいになってしまって、もう何だか余裕がなくなってしまいました。
そしたら、ちょうど予約していた本を借りられたので昨日からは大人しく家で読書に勤しんでいるのです。
平松洋子さんの「野蛮な読書」
これ読みたかった。
平松さんのおいしいものとか旅のエッセイはこれまでにも読んできたけれど、読書にまつわる随筆というのが新鮮で。
いろんな本のいろんな箇所が、彼女のおいしいものの記憶や幼い頃の記憶と絡み合いながら綴られていて、中には私の本棚にある本も出てきたりで、一気に私の頭の中が今度は本のことでいっぱいに…(笑)
あれやこれや読みたい本も出てきてすぐ図書館で予約したり。
とにかく今日は子ども達がいない時間にはずっと読んでいました。

結局…家にいても頭の中がいろいろでいっぱいになっちゃった。
掃除も洗濯も料理もしているけれど、ちょっと上の空な感じの数日だったかもな。
子どもたちの話、ちゃんと聞けていたかな…(苦笑)

平凡な主婦の日常も、こうしていろいろつながって広がって、私の中ではかけがえのないもの、になっていくのだと思う…(ちょっと大げさだけど・笑)。
夏休みの最後に
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夏休みの終わり。
息子が幼稚園の夏期保育へ行っている間に、娘と毎年西宮の大谷記念美術館で開かれる「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」へ行ってきました。
でも今年は自由研究に力を入れてなかなか終わらず、当日も作業が続いていて。
まとめ以外を終わらせたら出発しよう!ということに。
本当はランチしたりお茶したりもする予定が、展覧会を観るだけで終わってしまいました(笑)
でも、2人でゆっくり、絵を見られてよかったな〜。

今年は「この絵、いいな!」と思うと韓国の作家、というのがいくつかありました。
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絵はがきはあまり種類がなかったので少し。

そして、この美術館でのお楽しみは、庭の散策。
すばらしい日本庭園があるのです。
今年は自由研究で近所の公園の樹木調べをしたあとだったので、何の木があるのか興味津々の私たち。
ほぼ毎年来ているのに気付かなかったけれど、木にちゃんと名札がついていました!
今年は予備知識もあったので「この木には実があるはずだから…」と探したら下に落ちていたり。いろんな木があって楽しめました。

それにしても…今回の自由研究のおかげで、いろんな木の名前が覚えられました。
もちろん9割は娘が調べて、私はお付き合いしたり写真プリントしたり…くらいだったけれど、元々二人とも収集癖があるので(笑)葉っぱの形や特徴から図鑑で探して名前を調べる、という作業が楽しかったのです。
まとめるのは大変そうだったけど…
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このかわった実が何の木なのか最後までわからずで、諦めかけていたら、たまたまめくった木の絵本に「上から投げるとくるくる回りながら落ちるおもしろい実」と、これにそっくりな絵が!
「あった〜!あの木、菩提樹なんだー」とわかったのです。
本当にくるくると回りながら落ちていきました。
勉強って、こうやってするのが一番楽しいし頭にも入るんだなぁ。
この夏休み、改めてそんなことをいろいろと学んだ気がします。

長かった夏休み、終わりました。
やれやれ(笑)
グェッリーノ・トラモンティ展へ
 
昨日、晴れたら友達と四天王寺の骨董市に行こうと話していたのだけど、予報通り雨…。
息子とオットはスーパー戦隊の映画へ行くので、娘と私はうちから電車でちょっと行ったところにある大谷記念美術館の「グェッリーノ・トラモンティ展」を観に行きました。
トラモンティはイタリア・ファエンツァ出身の芸術家。
彫刻家として活動を始め、陶芸や絵画など幅広い分野に活動を広げて活躍した人だそう。
この回顧展でも、初期の彫刻作品をはじめ、色とりどりに絵付けされた陶器、そして絵画…と幅広い作品を観ることができました。

彼は、好みの題材とかモチーフがずっとかわらなかったみたいで、初期のものにも晩年のものにも、どの作品にも描かれたモチーフがいろいろとありました。
すいか、魚、包丁、フルーツの断面、ワイングラスやコップ、パイプ、洋梨、壷…。
「静物画」と題された作品(絵画も陶器も)にはたいていこのあたりのものが描かれていました。
きっと彼の机の上にあったものなんだろうな。
それに加えて、手や猫なども。
文字も時々。Rが多かったな。
それと細胞分裂みたいなモチーフがあって、これはなんだろう?と娘と話しながら観ていましたが、あれはなんだったんだろう?
パズルのようなおもちゃ、というか飾りかな?
わかりやすく単純なおもしろさがありました。
途中数年だけ、これらを描かない時期があったようで、その間に作られた「二重構造のフォルム」と題されたシリーズも、なかなかおもしろかった。
釉薬とその形だけで何かを表現している作品。
その中に、“+-0”のスチーム加湿器に似ている形があってびっくり。
そんなこと思って観ている人はいたかなぁ(笑)。

そしてまたあるときから、以前と同じモチーフをまた描き始めたようです。
よっぽど強い、メッセージやテーマが一貫してあったんでしょうね。
「好き」という理由が一番なのかもしれないけれど。
観ている方も元気になるような、イタリアらしい鮮やかで明るい色彩…
昨日は雨でどんよりしていたのだけど、ここだけ空気がイタリア!でした。
もともと行こうと思っていた展覧会だったのだけど、運良く神戸新聞社さんの懸賞にあたってチケットを頂けたのでよかった!

展覧会のあとは移動、岡本で息子たちと合流してランチ(会社の優待券使用のタダメシ・笑)の予定だったのだけど、あまりの空腹に耐えられず、途中西宮北口駅構内のタリーズで休憩。
コーヒ−たっぷりでびっくりでした!
展覧会を観て静かに終わったらよかったのだけど、ランチも食べ過ぎて夕食もオット作のボリュームたっぷりおかずで…
ちょっと食べ過ぎてしまった日曜でした。
ふらっとチェロ聴きに。
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今日は自転車で10分くらいのところにある兵庫県立芸術文化センターで、チェロを聴いてきました。
毎月ワンコインコンサートという企画があって、たまに「行きたいなぁ」というのがあっても行ったことはなかったのだけど、今回はチェロだったので「行こう!」って。
チケットとるの遅くて、私がみたときはもう数席しか残っていなくて4階席…でした。
でも音響がすばらしいホールだから問題なし!
ワンコインだけどほぼ満席の大ホール。
1時間のコンサート。
お昼にはちょうどいいな。
小さい頃からクラシックのコンサートにはいろいろと行っているけれど、ほとんどピアノのソロかピアノ+オーケストラ、でした。
チェロのソロコンサートは初めて。
ピアノ以外ならチェロとかオーボエが好きだなぁと思って初挑戦したのだけど大正解。
すごくよかった〜。

チェロを弾きにきてくれたのは奈良出身、東京芸大1年のまだ初々しい伊東裕くん(クンづけしてしまうくらい、かわいかったです・笑)。
まだまだ若いけれど、日本音楽コンクールで1位をとったりとその経歴はすごいのです。
トークを交えてのコンサートは初めて、と、はにかみながら、それでも笑いをとったり、楽しませてくれました。
肝心のチェロも、トークとは裏腹に力強くて感情的ないい音でした。

有名な曲で導入したあと2曲目にやってくれたドビュッシーのチェロ・ソナタが、ちょっと衝撃!
ドビュッシーは好きな作曲家で、ピアノ曲は弾くのも好きだしCDもいろいろ持っているのだけど、チェロの曲はたぶん初めて聴きました。
あの独特のメロディーをチェロで…
これがなかなかおもしろくて、チェロ全体を使って(例えば弓で弦をたたいたり、げんこつでこつこつとチェロの木の部分を叩いたり…)いろんな表情を出すような構成になっていたのです。
ピアノ伴奏はもちろんドビュッシー!という感じなのだけど、チェロもまさにドビュッシーの世界そのもの!
伊東裕くんも「独特な感じを楽しんで」とコメントしていたけれどその通りでした。

そしてこの間ちょうどCDを買ったところで、ヘビロテしているバッハの無伴奏チェロ組曲も。
「皆さんがよくご存知なのは1番だと思います。ちょっと弾いてみますね」と、有名な1番を何フレーズか弾いてくれるという大サービスも。
会場も大喜び!
「でも今日は3番を弾きます」で会場は大ウケでした(笑)。
ピアノもそうだけど、バッハを弾くのはある意味楽しい。
単調な練習曲のようだけどその単調さにはまって、ずっと弾きたくなってしまう。
娘のおかげで20年ぶりくらいにピアノを弾く毎日だけど、バッハは日課のように弾いてしまいます。
伊東裕くんのバッハも、そんな風にすごく自然に馴染んで聞こえました(すごくよかった〜。後をひいて、帰ってからすぐこの3番をまた聴きました)。

ピアノ伴奏の田口友子さんの、小学生時代の伊東裕くんの暴露話(笑)を楽しんだあと後半。
シューマンのロマンチックな幻想小曲集とポッパーのハンガリー狂詩曲。
照れながらするおじぎとのギャップがおもしろいくらい、堂々とした演奏でした。
アンコールにはポッパー「一葉のアルバム」を。
震災から1年の3月11日に触れ「みなさんの大切な一枚の写真を思い浮かべながら聴いていただけたら…」と気配り。

私の中で今後要注目のアーティスト、になりました。

コンサートが終わって自転車飛ばして家に戻り、お弁当を食べていたら娘が帰宅、息子を幼稚園にお迎え…と、すぐに現実に引き戻されましたが(笑)
でもそのあとは息子の幼稚園の友達が遊びに来てくれてまた楽しい午後。
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昨夜焼いておいたシフォンケーキを食べながら夕方まで爆裂トーク。
楽しい金曜日でした。
→今日のごはん
久しぶりのコンサート
5年ぶりくらいにクラシックのコンサートへ行ってきました。
オーケストラのコンサートとなると20年以上ぶり!
自転車で行けるところにいいホールがあるのに(佐渡裕が芸術監督を務める管弦楽団を擁する兵庫県立芸術センター)未就学児童は入場不可のものがほとんどであまり行けなかったのです。

ちょうどお正月帰省したとき、地元山口出身の16歳のピアニストの話で盛り上ったのですが、西宮に戻ったら芸術センターから会報が届いていて、なんとその話題にのぼったピアニスト・小林愛美のチラシが入っていたのです!
これは行かなければと!
しかもたまたま母がこちらに来ることになっている週末。
息子と留守番してくれるとのこと(母も行きたそうだったのですが・笑)。
娘にとっては初めての本格的なクラシックコンサート。
というわけですぐにチケットを取って、そして昨日、無事行ってきました。
まずはウェーバーの歌劇「オベロン」序曲、でスタート。
導入にふさわしく楽しげな雰囲気。
そして二曲目、ピアノが隅っこから真ん中へ移動してきて、小林愛美さんのピアノでグリーグのピアノ協奏曲イ短調op.16 です。
真っ赤なドレスを着て出てきた愛美ちゃん、16歳らしくまだあどけない感じ。
でも、おじぎをして椅子にすわったらすごい貫禄…!
手を拭いていたハンカチを、開始直前にピアノの上に放り投げ(笑)きりっと始まりました!
いきなり迫力のピアノから始まるこの曲…
堂々と危なげなく弾く16歳…すごい!(彼女は7歳で九響と共演したというからほんとにすごい…)
第3楽章まであっという間で、楽しみました。
娘は2楽章で大あくび(笑)。
「2楽章はね、ゆったりした曲調なのが多いから眠くなるんだよ」とクラシックの聞き方のアドバイス的なものをしておきました(笑)。
第3楽章のピアノ、すばらしかったなぁ。
兵庫県立芸術センター管弦楽団の演奏もよかった!
佐渡さんが育てている楽団で、若々しく勢いがある感じでした。
最後のブラームスの交響曲第1番はあまりよく知らなかったので、いろんな楽器をみたりして楽しみました。
赤茶のおもしろい楽器、なんだろう?って気になって、家に帰って調べたら、バスーンの一種で、コントラバスーンという、バスーンより1オクターブ低い音が出る楽器でした。
母に、娘と「こういう楽器」と説明するのに、娘が「うーん、なんかクリップみたいな形!」と言ったのがおもしろかった。まさにクリップみたいな形です。
↓これです。コントラファゴットともいうみたい。バスーン=ファゴット!?なのかな。
トロンボーンは、第4楽章まで出番がたぶんなかったのだけど(私が観た限り…違うかもしれませんが)、じっと椅子に座ってオーケストラに参加しながら出番を待たれていて。
音を出すまで緊張するだろうなぁ…とか心配しながら観ていました(笑)。
娘にも「いろんな楽器みたら退屈しないよ」と話しておきましたが、何しろ初めてのオーケストラのコンサート、そんな余裕はなかったみたいです。
ブラームスは忍耐の40分だったことでしょう(笑)。
でもブラームス前の20分休憩では、イグレックテアトルのスタンディングカフェみたいなところでおいしい焼き菓子を買い、それをつまんでしばしゆっくり。
本当はコーヒーでも飲みたかったけれどカップが大きかったので急いで飲まないといけなそうで、がまん。デミタスカップくらいのコーヒーもあったらいいのに。

今年は、「月に一度、ギャラリーや美術館で写真や絵などを観る」というのを秘かな目標?に掲げているのですが、生のコンサートに行く、というのもそれに加えよう!
次は3月にチェロのワンコインコンサートがあるのでそれに行こうかな。
しばらくは平日一人でないと行けないから…。
子ども向きのコンサートも時々あるし、今年はいろいろ行ってみようかなと思います。
いろいろと観たり聴いたりおいしいものを食べたりした、充実の週末でした。
「しあわせのパン」
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少し久しぶりに映画を観ました。
しあわせのパン
先日大好きなパン屋さんに行ったときにチラシで知って。
一人で行くつもりだったのだけど、友達が「よかったら一緒に…」って声をかけてくれたので、久々に友達と映画を観たのでした。

朝はあいにくの雨模様だったけれど、少し早めに幼稚園に息子を預けて雨の中自転車を走らせたかいがありました。
とっても、心に沁みる、映画でした。

映像のカットワークとか「カフェマーニ」のスタイリングとか、原田知世さんの洋服とか、おいしそうな料理やパンとか…そんなみかけの素敵さだけではなく、俳優さんの演技、台詞、音楽すべてが、舞台となった北海道の月浦の素朴だけど壮大な自然のような重厚な存在感を残してくれました。
それほど細かく台詞で語るわけでもないのにこんなにもいろいろ「表現」できるなんて…
NHKで長くドキュメンタリー等を手がけた方の初長編監督作品だと知って、なるほど〜と納得。
主役の二人もさることながら、脇を固める俳優さんたちもとっても素敵で。
渡辺美佐子さん…いちばんぐっときました。なんだか。
そして主題歌、矢野顕子と忌野清志郎のうたう「ひとつだけ」で最後、完全にやられました。
この曲からインスパイアされて、この物語ができたのだとか…
うたやことばの持つ「創造力」ってすごいなぁ。

さて、しあわせな気分にひたりながらも、パンが焼ける音までもがスクリーンに響いていたので映画が終わった頃にはおなかがぺこぺこ(笑)。
ランチはここ!と決めていた映画館のある西宮ガーデンズ内の「ヘルシンキベーカリー」へ。
「しあわせのパン」公開記念のコラボメニューを迷わず注文しました。
映画の最後の方に出てきたポトフと、5種のライ麦パン。
ポトフには豚肉とソーセージが入っていてボリュームもありました。
野菜のペーストもおいしかった。
ゆっくりゆっくりおしゃべりしながら味わいました。
子どものことや日々の生活のこと…

そして家に帰って余韻にひたりながら。
「パンを分け合う」というシンプルな行為が、小さなしあわせの「起源」ということなのか…
細かいことをいろいろ考えるより、パンを分け合うようなシンプルな気持ちで、子どもたちや夫や友人と接するだけで、いいのかもと、ふと思いました。

いい映画でした。
仏像鑑賞day
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夏のような秋の一日、友達と奈良へ行ってきました。
学校仕事が忙しい友達が、しばし癒されたいとのことで、お寺中心のコース。
朝8時に子ども達を幼稚園に預けて出発。
まずは興福寺の国宝館へ(前回私が来たときは国宝館は改修中で、国宝たちは東京に旅に出てたので観られずでした)。
阿修羅像に千手観音像…
立派な仏像の数々。
いろんな表情。イケメンだったりユーモラスだったり。
いろんな見方をするとおもしろいのです。
あれやこれや感想を言い合いながら、じっくり鑑賞しました。
そのあとは今だけ公開している寺内の「北円堂」と「三重塔」にも。
「北円堂(写真左)」には、仏師の巨匠、運慶の手による仏像がたくさん。
弥勒如来坐像や無著菩薩立像(これ、あるプロ野球選手に似てる!と勝手に盛り上がった・笑)など、とにかくその迫力に圧倒されました。
そしてもっと感動したのは「三重塔(写真右)」に安置された「弁才天坐像と一五童子像」。小さいのに品格があるというかかわいらしいというか…平安時代に建てられた優美な塔にこんな仏像が…という、秘めたロマンのようなものを感じました。
もうこの時点で心はかなり満足感に浸っていたのだけど、春日大社までちょっとおしゃべりしながら散歩して、その足で茶粥御膳を食べに行き…
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そして東大寺に向かいました。
大仏様には挨拶をしておかなくては…
正倉院展開催中なのもあって、参道がごった返していました。
それにしても東大寺は、南大門にしても大仏殿にしても…本当に建物が素敵。
スケールもすごい。
いつ来ても「ひゃー」と叫んでしまいます。
どうしたらあんな建物や大仏様が「手」だけで作れたのだろう…と、今の時代を考えると不思議なくらい。
いまこそ日本人は、はるか昔に思いを馳せて、何かを感じて想像して、立ち戻ってやり直すべきなのかも…と本当に思ってしまいます。
それくらいの存在感。
寺内の三月堂と戒壇院(大学の古美術研究旅行で訪れたところ)にも行きたかったけれど、時間的に無理だったからまた次回のお楽しみです。

本当は、東大寺のあと工場跡喫茶室でお茶してならまちをぶらぶらして…というコースを考えていたのだけど、東大寺をあとにした時点でもうそろそろリミットの時間。
予定よりもはるかに長い時間、仏像を鑑賞していたんですね…
それはそれでよかったのだけど、せっかくだからおいしいものも買って帰りたいので、走って萬々堂通則に駆け込み「ぶと饅頭」だけ買って電車に飛び乗りました。

子ども達へのお土産はこれ。
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娘には興福寺の四葉のクローバーの幸福守。
本物のクローバーがはさんであるのです。
息子にはせんとくんのシール!
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御朱印も、「北円堂」と「春日大社」で頂きました。

新聞の一面に、昨日は11月では前例のない夏日だったと書いてありました。
本当に暑かったけれど、足が棒になったけれど、本当にいい奈良の旅でした。
デトックス、できた!