先週はお出かけばかりしていたので、週末から今週にかけては、勉強にでかけた以外はわりとゆっくりしていました。
まずは、金曜の夜から、友達にダビングしてもらったドラマ
「リッチマン、プアウーマン」を視聴。
私が信頼をおくドラマ好きの友人達(韓ドラ好き含む)がこぞって絶賛するものだから、そんなのを見逃したなんて…と思っていたらたまたま友達が録画していたので助かった!というわけ。
小栗旬も、これまで「ボンビーメン」というドラマを観たくらいでそれほど気にする俳優ではなかった、のです。
が…はい次、はい次…と夢中になって一気に観てしまいました。
テンポがいいし、主役の2人や脇役…みんな演技がうまい!
もう、その役以外の人物に見えない!くらい、俳優さんたちも入り込んでいるもんだから、こっちも完全に感情移入して観ざるを得ない…
そして小栗旬演じる日向徹の役柄が韓ドラさながらの設定、なのだけどこれが絶妙なツンデレ具合でかっこいい〜。
途中裏切りもあり、どきどきはらはら、そしてきゅん、ともさせられて、なんと3夜で全部見終わってしまったのです。
久々に「廃人状態」になりました(笑)。
ドラマは真面目に毎週一話ずつ観る方が身のためだな…
…とすっかりテレビモードになってしまったので、ついでに、今週は録りためていたいろいろを観ることに。
毎週楽しみに観ていた「写真家たちの日本紀行」(BSジャパン)の最終回、“ゆる鉄写真家”中井精也さんの回を観ました。
中井さんが選んだ撮影場所、東横線渋谷駅。
地下鉄乗り入れなどのため駅が地下化されるとかで、来年にも駅舎がなくなってしまうそう。
学生時代のバイトも含めると、東京に住んでいた8年のうちの6年くらい渋谷に通いました。
しかも東京で最後に過ごした3年間は東横沿線の学芸大学に住んでいたから、毎日毎日、あの駅を使っていたのです。
久々にみる周辺の風景…ヒカリエもできてだいぶ様変わりしている…
「昔のまま…っていうのが許されない街なんですよね…」という中井さんの言葉が印象的だったなぁ。昔から親しんだ駅舎も、それがなくなることも、これから駅舎の跡地にビルが建つであろう風景も、すべて包容してしまう、中井さんの写真にぐっときました。
この頃、いい写真をみるとそれだけでうるっとくることがよくあるのだけど、まさに今回もそう。
変わり続ける渋谷の街。
毎日毎日、あの駅を通っていた私も、15年後の今はなぜだか関西で子育てしているんだもんな〜。
変わらないでいること、なんてなかなかしようと思ってもできないこと、なのかも。
そういえば今日も公園でママ友達と「リッチマン、プアウーマン」や韓ドラの話で盛り上がり、なんでこんなにも夢中になるのかなぁという話になったのです。
やっぱりもう、現実的に考えたら、あんなきゅんとするような出来事はアラフォーの私たちには起こり得ない、からなのかもね…。切ないよね、もう、戻れないもんねあの頃には…
そういう結論に達したのです。
あの頃は、15年後にそう感傷に浸る自分なんて想像もしてなかったけど。
「まっただ中」にいるときは、贅沢にも過去も未来も考える余裕も必要もなかったんだよな〜。
そんなことを、子ども達が公園で遊ぶ傍ら話しているのも、それもまた切なくて楽しいのだけど(笑)
と、密度の濃い数日を過ごしてしまって私の頭の中は「日向徹(=小栗旬)」と若い頃を振り返っての感傷でいっぱいになってしまって、もう何だか余裕がなくなってしまいました。
そしたら、ちょうど予約していた本を借りられたので昨日からは大人しく家で読書に勤しんでいるのです。
平松洋子さんの
「野蛮な読書」。
これ読みたかった。
平松さんのおいしいものとか旅のエッセイはこれまでにも読んできたけれど、読書にまつわる随筆というのが新鮮で。
いろんな本のいろんな箇所が、彼女のおいしいものの記憶や幼い頃の記憶と絡み合いながら綴られていて、中には私の本棚にある本も出てきたりで、一気に私の頭の中が今度は本のことでいっぱいに…(笑)
あれやこれや読みたい本も出てきてすぐ図書館で予約したり。
とにかく今日は子ども達がいない時間にはずっと読んでいました。
結局…家にいても頭の中がいろいろでいっぱいになっちゃった。
掃除も洗濯も料理もしているけれど、ちょっと上の空な感じの数日だったかもな。
子どもたちの話、ちゃんと聞けていたかな…(苦笑)
平凡な主婦の日常も、こうしていろいろつながって広がって、私の中ではかけがえのないもの、になっていくのだと思う…(ちょっと大げさだけど・笑)。